ビジネスが混乱を無事に乗り超えるためには、リアルタイムでのデータの可視性と優れた自動化機能を備えた単一プラットフォームの物流ソリューションが鍵であると、台湾に本社を置くNVOCC、China International Freight(CIF)グループの会長、Billy Tung氏は語る。 

「CIFが最も重要視していることは、お客さまのために常に期待をはるかに超えるサービスの提供をお約束することだ。これを実現するためにはテクノロジーが常に重要な要素だったが、パンデミックが起きると直ぐに、当社はデジタルファースト(デジタル化優先)のビジネスモデルへ迅速に移行することができた」とTung氏は説明する。

中国本土および東南アジアの主要港に支店があり、広範な代理店ネットワークと野心的なグローバル進出計画があるCIFには、広範囲で複雑な同社の業務を処理できる単一プラットフォームの物流ソリューションが必要であると、Tung氏には分かっていた。

「当社が以前使用していたデジタルシステムはアジアにおける既存市場の需要を満たすには十分であった。しかしながら、グローバルシステムに移行しなければ、多くの国際的なビジネス機会を失うリスクがあり、規模を拡大し、新たな市場に進出することはできないと、2年前に認識した」。

「我々の野心を実現するためには、当社を将来に導いてくれる革新的なソリューションを選ぶ必要があった。当社業務をCargoWiseに統合し、デジタルトランスフォーメーションを加速することで、効率が劇的に向上し、競争力がさらに高まった」と語っている。

広範囲に渡るロックダウンや検疫措置を含めた、前例のないグローバルサプライチェーンへのプレッシャーにも拘わらず、CIFは2020年1月から7月にかけて貨物取り扱い量が11%増加したと、Tung氏は述べている。

「CargoWiseのサポートと、その高度な機能性を利用することで、当社チームは強化され、ボリュームの急増に対処することができた。完全にCargoWiseのお陰だった」という。

Tung氏によると、COVID-19のロックダウン措置が世界中の生産と需要に影響を及ぼし続けているため、リアルタイムのデータと高度に統合されたレポート作成ツールが以前にも増して不可欠となった。

「準備に数日かかる、時代遅れの紙ベースのレポートを使用して戦略的な決断を行うことは、過去のものだ。CargoWiseはこうしたプロセスを自動化する。そのため、当社は現在、急速に変化する市場の状況と新たな課題に対応するのにリアルタイムのデータと分析を使用して情報に基づいた決断を行うことができる。

たとえば、輸出プロセスを完了した港の数や荷降ろしされた商品の量に関するデータなど、中国本土にある主要港における輸出実績を包括的に把握できるようになった。これにより、特に輸送の人材が限られている場合やピークシーズン中に、世界中のお客さまのニーズを満たせるようコンテナをより適切に割り当てることができる」と述べている。

Tung氏は、世界中でロックダウンが緩和され、取引量が徐々に回復するのに合わせて、CIFはデジタル化と自動化を進んで取り入れて成長計画を加速すると、語る。

「当社のビジネスが今後どうなるかがとても楽しみだ。CargoWiseがクラウドベースであることで、当社は業務を需要に応じて拡大し、新しい市場に迅速に参入できる有利な立場にある。チームがどこに拠点を置いているかに関わらず、彼らはCargoWiseで同じデータに、どこでも、いつでもアクセスできる」とTung氏は述べている。

イノベーションと継続的な改善に投資することはCIFにとって通常のことであるが、時間と人材に余裕のある今、同社はより一層付加価値のあるサービスを顧客に提供することに集中できている。

「お客さまの課題のお手伝いをするために、当社が常に先を見越し、刷新的な考え方を取り入れることは、私にとって大変重要なことだ。CargoWiseは当社の行うことすべてを強化してくれる。そして、お客さまが当社に期待する卓越したサービスを、現在、そして将来に渡って、当社が確実に提供できるようサポートしてくれるだろう」とTung氏は締めくくった。

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