従来までは、貨物の場所と行先、そして到着予定を把握していれば、たいていの顧客を満足させるのに十分な情報でした。
しかし今は違います。一般的な業務の非効率性の他にも、世界のサプライチェーンは輸送容量の制約やコンテナ滞留、労働力不足に直面し続けています。
こうしたプレッシャーに加え、配送納期に対する顧客の期待が非常に高まったこともあり、多くの大手物流企業は可視性の真の意味を考え直しています。真の可視性とは多くのデータを得ることではありません。それは適切なデータを取得し必要に応じて的確な判断を下すことなのです。
具体的に言えば、大手物流企業は重要なイベントやマイルストーンをより良く予測し、必要なリソースを把握するための情報、そして重要なのは、潜在的な混乱が発生する前にオペレーターに警告するのに役立つデータを求めているのです。
当社のコンテナ自動化機能は、コンテナ化されたサプライチェーンの透明性と回復力を向上させ、より大きな価値を引き出し、ますます複雑化する物流プロセスをサポートすることを目的に設計されています。その機能をここで詳しくご説明していきます。
直接接続は実行可能で信頼できる正確なデータを提供します。
最も信頼できるデータとは、その情報源から直接得られるデータです。
当社のコンテナ自動化機能は、数多くの情報源からデータを取得しています。それには物流業界で取引されるコンテナ貨物の90%以上を取扱う世界のトップキャリア54社が含まれます。加えて、陸上および衛星AIS(船舶自動識別装置)等の高度な技術を使用しています。
重要なことに、複数のベンダーにまたがる数多くのデータポイントで得られるデータを解読するために、すべてのデータが整理および標準化され、意味のある単一のデータ構造に集約されています。
最も優れたソフトウェアツールが、必要な情報を必要な時に通知します。
コンテナ自動化のような高度な海洋可視化機能の優れた点は、それが多くの作業を代行してくれることです。
コンテナ自動化を使用すれば重要なETDやETAが更新されるだけでなく、広範なサプライチェーンをより良く管理できるようになるため、重要な意思決定が可能となります。
CargoWiseはコンテナのライフサイクル全体を通じて発生するイベントについて、マイルストーンの達成が不可能な場合はそれをユーザーに自動的に警告するため、ユーザーは即座にこれに対処し、サプライチェーンの下流で影響を受ける関係者に連絡し、予期せぬ事態に備えることができます。
例えば、積替え港で立ち往生しているコンテナ数を把握することは大事なことですが、何かが実行されなかったり、期限が迫っている場合にその通知を自動的に受信することができれば、予定に対する実際の進捗状況をより正確に予測し、コンテナが実際に立ち往生してしまう前に繰り返しの操作上のミスを特定して正すことができます。
そして最善を尽くしても自分の手の届かない所でイベントが発生した場合は、CargoWiseのワークフローエンジンが即座の対応を可能にするため、御社やその顧客にコストが発生する前に措置を講ずることができます。
真の自動化が社員の能力を最大限に引き出します。
世界のサプライチェーンを強化し向上させるためには、最高の仕事をするためのツールを与え社員が力を最大限に発揮できるようにする必要があります。
CargoWiseでは、すべてのタスク、マイルストーン、またはトリガーがきめ細かく調整され、1つのワークフローを構成するため、イベントが発生した際には昼夜を問わずいつでも起動し処理されます。
例えば、重要な貨物イベントが夜間に発生しても、ワークフローエンジンが関係者に対し当該イベントを簡単に自動通知してくれるため、オペレーターは翌朝CargoWiseにログイン後すぐに適切な措置を講ずることができます。
トラックの到着時間を遅らせる予定変更から次の輸送手段の再予約、倉庫計画の変更や顧客への貨物遅延の通知にいたるまで、御社のオペレーターはエラーの起こりやすい手動プロセスに費やす時間を削減し、御社とそのビジネスに価値をもたらす仕事により多くの時間を費やすことができます。
単一プラットフォームソリューションで貨物を迅速かつ的確に管理します。
相互にやり取りしない複数の継ぎ合わせたシステムへの依存はリスクとなります。
CargoWiseは御社のすべての取引関係者がサプライチェーンを監視し維持するためのポータルを提供しながら、完全な貨物データを保持および交換できる安全な単一システムで、標準コネクタ、簡単なステータス更新、およびグローバルな可視性を提供します。
デジタル化を実現しできる限り多くの関連データを単一プラットフォームに集約すれば、業務全体で何が起こっているか、ほぼリアルタイムで把握することができます。これまでとは比べ物にならないほど優れた全容がつかめるため、より迅速かつ正確でタイムリーな判断が可能となります。
単一プラットフォームのソフトウェアソリューションであるということは、設定、マッピング、およびメンテナンスが必要ないことも意味します。また、エンドツーエンドの貨物データがすべて組み込まれているため、別のサードパーティ・プラットフォームへの接続 (またはその料金の支払い)やそれに伴うデータの不一致を心配する必要はありません。
そしてすぐに使用可能な「アウトオブボックスソリューション」であるため、CargoWiseでジョブを作成するとすぐに貨物の追跡が開始されます。
結局のところ、顧客には輸送状況の正確な情報をできるだけ速やかに知らせる必要があり、それができなければ顧客を他社に取られることになります。
CargoWiseで既に使用可能な高度な自動化機能を活用すれば、追加のソフトウェアシステムを必要とすることなく、可視性と優れた運用性を向上させるデータ駆動型のデジタル処理の実行がこれまで以上に簡単になるのです。
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