物流業務を単一のグローバルデータベースに一元化することは、ビジネスの継続性、拡張性、そしてセキュリティにとって必要不可欠だ。 

Atlas Shippingグループ会長のSushil Gupta氏は、Atlas Shipping Services社(以下Atlas Shipping)はインド最大手のフレイト・フォワーダーへの仲間入りを目論んでおり、CargoWiseがその長期目標実現をサポートし、確実なコンプライアンス準拠と競争力の維持に役立つことを確信している、と述べている。 

「CargoWiseの導入により当社のビジネスが拡大する機会が数多く増えるだけでなく、 当社の業務、経理チーム、そしてお客さまに絶大な安心感がもたらされる」。 

少ない労力でより多くのことを行う必要性 

かつて、つながりのない複数のシステムや手作業による紙ベースのプロセスに依存していたAtlas Shippingは、業務と生産性レベルにおいて、もはや無視できない大きな課題に直面していた。  

「業務と会計の面で、多くの課題に直面していた。以前のシステムは、SOA(Service-Oriented Architecture: サービス指向アーキテクチャ)の作成があまり容易ではなかった」とGupta氏は言う。  

主な課題の1つは、複数の人が手動でデータを入力して異なるシステム間でデータを転送する必要があったことで、それにより作業が遅くなり、エラーが発生する可能性が高くなった」と、Atlas ShippingのゼネラルマネージャーであるNeha Gupta氏は説明する。 

「CargoWise導入前は、社内ソフトウェアとExcelのスプレッドシートを組み合わせて使用​​していたため、当社の作業は半手動であった。同じ情報を何度も入力していたため、作業を完了するのにより多くの社員が必要だった」。 

Atlas Shippingの北米担当副社長であるShivendra Singh氏は、以前のシステムとプロセスではリモート勤務環境での業務をサポートできなかったため、そうした問題がCOVID19のパンデミック中にさらに悪化した、と原因を説明する。   

「当社は紙ベースのプロセスに依存しており、リモートで管理するのが大変だった。なぜなら書類を印刷、スキャンして共有する必要があり、社員のほとんどがそれらの機器を自宅に持っていなかったからだ」。  

「社員は重要な最新情報やレポートを見逃しており、お客さまから連絡を受けて初めて対応するという状態だった。ミスをし続けるわけにはいかないため、早急に解決策を見つける必要があると考えた」。 

自動化・合理化・最適化された業務 

2021年4月にCargoWiseに移行して以来、Atlas Shippingは反復作業の自動化および合理化、生産性の向上、業務効率化の加速、そして全体的なコストの削減に成功した。  

同社の第一目標は、手動で紙ベースのプロセスを置き換え、高品質なサービスを顧客に提供することであったため、高度なワークフロー自動化機能を備えているCargoWiseのプラットフォームが導入の決め手となった、とSingh氏は理由を説明する。 

「昨今ではお客さまはエラーがないのが当たり前と思われているため、解決策として自動化が重要な要件だった。人的ミスをし続けて、その解決策が見つけられないわけにはいかないからだ」。 

「お客さまは最新かつ正確な情報を必要としている。そして、そのお客さまにはその顧客に提供する必要があるすべての要件およびその情報を提供する必要がある。CargoWiseを使用することでそれが可能となる」。 

また、リアルタイムでのデータの可視性、処理そしてレポートにより、同社はより少ない労力でより多くのことを実行できるようになり、かつては完了するのに複数の社員を必要とした作業がシームレスなデジタル処理に変わった。  

「当社チームの生産性を向上したかった。同じ人数でより多くのファイルを処理できるため、社員と会社の生産性が向上する」とGupta氏は語る。

リアルタイムの可視性と共同作業の強化 

CargoWiseを使用したハイブリッド勤務形態を採用しているAtlas Shippingのユーザーは、拠点を置く場所に関係なく、同じデータベース上で同じ情報に同時にアクセスできる。  

「CargoWiseではすべてがデジタル化されており、システムで書類を提出すると、Cargowiseを使用している他のメンバーがそれらの書類を表示できるようになる。反復作業とペーパーワークが減ったため、業務が本当にスピードアップした」とGupta氏は話す。  

また、同社の顧客の多くもCargoWiseを使用しているため、同社と顧客の両方がリアルタイムの正確なデータにアクセスして確認でき、貨物をサプライチェーンに沿って確実に移動することが非常に容易となる。  

「やはりCargoWiseを使用している当社のお客さまは、当社が同システムを導入したことを非常に喜んでいる。データを簡単に交換することができ、お客さまはビジネス全体を把握できるため、より安心して当社と連携できるからだ」とGupta氏は述べている。  

また同社はエンドツーエンドの請求プロセスを合理化し、手動での介入を必要とせずに予定通りに正確な請求書を送信できるようになったという。 

「CargoWiseの会計システムは素晴らしい。請求書の処理方法を自動化できるため、お客さまは期日通りに支払いを行うことができる。これは当社業務の主力であり、CargoWiseの最大の利点の1つだ」と付け加える。
 

将来の成長をサポートする適切なテクノロジー 

デジタルトランスフォーメーションの取り組みを続けるAtlas Shippingは、CargoWiseの配送レートテクノロジー・プラットフォームであるCargoSphereを導入済みで、これにより、正確かつ協調的なレート配信、共有、比較、見積りが提供され、ネットワークや顧客とよりシームレスに協力できるようになる。  

当社は今後10年間変更する必要のないシステムを望んでいた。CargoWiseにおけるデジタル化と自動化は完璧だ。そして一番良いことは、WiseTechが業界に合わせて常にソフトウェアを更新していることだ。そのため、CargoWiseを通じて適切な機能が提供されるとわかっているので他のソフトウェアを検討する必要がない。 

「今日、当社のOS(オペレーティングシステム)としてCargoWiseを導入したことに本当に満足している。CargoWiseのお陰で業務を最適化し、会計プロセスを合理化することができた。それにより、お客さまに当社のサービスを安心してお届けできるようになった」とGupta氏は語る。 

単一のプラットフォームソリューションにより、共同作業の強化、コンプライアンスの維持かつコスト削減が可能となったAtlas Shipping社は、顧客のニーズに応えながら長期的な成長目標を実現することにさらに近づいている。   

「我われは競争が激しい市場で事業を展開しており、事業を拡大してインド最大手のフォワーダーに仲間入りすることが当社の目標の1つだ。CargoWiseを使用することで、競合他社との競争で優位に立てると信じている」とSingh氏は締めくくった。  

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