世界中に7,300人を超える従業員と150カ所の拠点を持つGebrüder Weiss社は、ヨーロッパの大手輸送・物流企業の1社であり、陸上輸送、物流ソリューション、そして航空および海上貨物輸送に特化している。
以前はWeiss Rohlig社との合弁事業であったGebrüder Weiss社は、2017年に自社の米国支店を開設した。同社は効率性と生産性の向上をサポートするため、同社のすべての顧客への請求はもちろんのこと、航空および海上輸送のための主要オペレーティングシステムとしてCargoWiseの使用を開始した。
米国国内の貨物業務の複雑さを軽減し効率を高めるためのソリューションを模索していたGebrüder Weiss社は、CargoWiseの提携パートナーである3Gtms社のクラウド型輸配送管理システム「3Gtms」を導入した。
Gebrüder Weiss社はCargoWise内に直接統合される業務統合機能により、国内のTMS(輸配送管理システム)機能を自社のグローバル物流システムに追加し、米国全土における国内のノンアセット型輸送を上手く管理できるようになった。
3Gtmsの最適化エンジンとCargoWiseのワークフローおよび自動化ツールの統合により、ユーザーは自動的にルートを最適化し、最適なキャリアを最適なレートで選択して生産性を向上させることができ、国内の他のTMSでは不可能なレベルの荷送人とキャリア間のスムーズな接続性と可視性が実現する。
「CargoWiseと3Gtmsの統合により、ワークフローおよび自動化を通じて手動による作業をなくし、当社のお客様により高品質のサービスを提供することができるようになった。当社のオペレーターは時間に余裕ができたため、お客様に最高の顧客体験を提供し、卓越したサービスを推進することに本当に注力できるようになった」とGebrüder Weiss社の国内輸送ソリューション担当役員Kate Leatherbury氏は語っている。
同社は海上および陸上貨物の手動管理を大幅に削減し、国内事業を拡大させ、競争優位性を急速に高めていると、Leatherbury氏は説明する。
「CargoWiseとの統合は論理的選択であった。この統合で当社は単一のレコードシステムを使用してプロセスを最適化し、会社全体の効率を大幅に向上させることができるようになった」。
Gebrüder Weissのデータは、一元化された場所であるCargoWiseでアクセス可能になったため、複数のプラットフォームに渡りデータを再入力する必要がなくなり、生産性、可視性、そして当社全体におけるコミュニケーションが向上した。
「当社は大幅に時間を節約することができた。ボタンをクリックするだけで、すべてのデータがCargoWiseからTMSに直接送信されるため、あらゆる箇所で効率が高まり、オペレーターの作業が楽になった。
「また、システムが船荷証券(BL)番号を自動的に割り当てるようになったため、コンプライアンスも向上した。これにより、当社経理チームは照合を行い、支払いを迅速に行うことができるようになった。請求書が入って来る際は、既に正しい参照番号が記載されているため、大幅な時間節約となる」とLeatherbury氏は述べている。
先を見越して、同社の顧客基盤にある顧客ニーズの急速な変化に合うように新たなサービスを提供することは同社の継続的な優先事項の1つであり、これを達成する上でCargoWiseとの統合が重要な役割を果たしている。
「3Gtmsのカスタム式統合機能と結びついたCargoWiseの強力な機能に支えられ、当社はプロセスを合理化し、お客様によりフレキシブルで迅速かつ効率的なサービスを提供することができている」と語った。