ピツニーボウズ社(Pitney Bowes)の直近のパーセル・シッピング・インデックス(小包出荷指数)1によると、小包取扱量は今後5年間で倍増し、2026年には2660億個に達すると推定されています。これは1日あたり7億2800万個以上の荷物に相当します。
こうした小包取扱量の大幅な増加により、消費者からの期待値も高まります。顧客は数週間や数カ月ではなく、数時間から数日以内に注文商品を受け取りたいと考え、配達のミスや遅延に対してそれほど寛容ではありません。
これらの課題を考えた場合、倉庫施設で俊敏性と柔軟性を重視した適切なリソース、プロセス、テクノロジーを確立することが不可欠と言えます。確立すれば、倉庫が予測不可能な量に対応できるだけでなく、フレイト・フォワーダーや倉庫オペレーターも成長し続けるeコマースを活用してビジネスを拡大できるという自信を持てるようになります。
搬入から搬出までの中継倉庫業務を大幅に強化します
商品が中継施設内を移動する際、効率化、自動化、生産性を向上させることにより、フレイト・フォワーダーや倉庫オペレーターは在庫棚から梱包ステーション、顧客の手に渡るまでの業務を最適化することができます。
CargoWiseの中継倉庫はバーコードベースの倉庫ソリューションで、中継ネットワークを通じてパッケージの移動をリアルタイムで可視化して管理する必要がある企業にとって理想的です。毎月10個の箱を扱っていようが、週に10,000個のパッケージを扱っていようが、CargoWiseの中継倉庫が商品の流れを円滑にするのに役立つ3つの理由をご説明します。
1. 統合機能により、すべての関係者間で共有されるデータが高速化および最適化されます
CargoWiseの高度な統合機能はフォワーディング業務と倉庫業務を結びつけ、入荷貨物と運搬車両の動きが完全に可視化されるため、入荷したパッケージの管理が容易になり、貨物到着時の作業量を事前に計画して混乱や遅延を回避することができます。
ワンタッチでプレアラートや事前出荷通知の情報が倉庫に送信されるので、それに応じて必要なスタッフおよび設備を計画して保管場所を割り当て、貨物到着時にバーコード付ラベルをすぐに貼り付けられるよう態勢を整えることができます。これは、荷卸し時の遅延を最小限に抑えてパッケージの置き違え数を低減するのに役立ちます。
2. リアルタイムのデータでより多くの情報に基づいた意思決定が可能になります
業務上の可視性が向上するということは、スタッフがより高い予測性と正確性をもって、より効率的に作業できることを意味します。
当社の中継倉庫のデスクトップダッシュボードには、入荷貨物、事前出荷通知、入荷輸送単位、出荷貨物、積荷明細、出荷輸送単位、および移動に関する情報が表示されます。
さらに、モバイルダッシュボードの表示には、トラックのゲート入場時間、移動タイプ、循環棚卸タスクなど、追加の便利なデータポイントが含まれています。
こうしたすべての情報が1つの画面に表示されているため、管理者やモバイルオペレーターは、倉庫がどのように稼働しているか、まだ完了していないジョブがあるかどうかなどを簡単に確認できます。
3. 電子積込み指示書でリソースを最大限に活用してコストを最小化できます
労働時間とコストの大半がピッキング、梱包、出荷管理にかかる場合があります。商品が間違ってピッキングされたり積み込まれるたびに、時間とコストが不必要に費やされ、受注処理の遅れや配達の遅延など連鎖的な影響を及ぼす可能性があります。
電子積込み指示書により、オペレーターはピッキング場所が明確かつ簡単にわかります。さらにバーコードベースの管理のため、正しいパッケージを適切な出荷輸送単位で確実に積み込むことができます。
出荷貨物のピッキング、梱包、出荷管理を最適化することで、オペレーターや倉庫施設は小包取扱量の増加に簡単に対処し、新たなビジネスの成長機会を掴むことができるようになります。
Webベースのアプリ展開、モバイルデバイスを使用したバーコードスキャン、そして柔軟なプロセスと自動化制御を組み合わせたCargoWiseの中継倉庫は、商品のリアルタイムの可視性と、バーコード付きパッケージの迅速かつ正確な処理を必要とする倉庫向けに構築されています。
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世界中のCargoWiseパートナーネットワークが、あらゆる規模の企業のビジネスニーズに応じたCargoWiseの実装と設定をサポートします。
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12021年ピツニーボウズ・パーセル・シッピング・インデックス(小包出荷指数)