常に顧客の期待値を超え、ひいては競合他社の一歩先を行けるように、生産性向上の最大化を図りたいですか?   

当社では、現在および将来の物流業務の最適化にテクノロジーが役立つ数ある方法のいくつかに焦点を当てた新連載を開始します。  

今回は、CargoWiseの高度な会計ソリューションの製品ポートフォリオ・マネージャーであるImraan Khan氏にお話を伺いました。Imraan氏は、業界をリードするテクノロジーを開発するグローバルチームを率いており、顧客企業の会計機能のすべてを単一の物流業務プラットフォーム上で自動化・強化することに取り組んでいます。  

支払遅延を最小限に留めることから、より迅速な現金回収にいたるまで、高度に統合された請求書作成および支払回収機能が、2022年のサプライチェーンを上手く管理する秘訣の1つである理由について、Imraan氏が彼の考えを話します。  

Imraanさん、まず、支払遅延についてお伺いします。それは依然として物流業界にとって大きな問題点ですが、単に回避が可能なコンプライアンスや管理上の問題が原因である場合もあります。最近の状況はいかがでしょうか? 

大抵の組織がそうであるように、物流企業は支払遅延の量を減らし、それに関したさまざまな問題を軽減することにとても力を入れています。  そして今言われたように、そうした会計処理に影響を及ぼす可能性がある要因はいくつかあり、それらが最終的に顧客にとって一貫性のない、または不正確な請求書処理につながる可能性があります。  

支払遅延の問題について考える際、大手物流企業の方々に次のことを考慮していただきたいと思います。

まず、御社では、売掛金/未収金担当者が顧客の支払額を理解し、経理チームは支払を正しく受領することができますか? CargoWiseでは、御社の顧客はあらゆる種類の参照明細を提供して、支払う請求書についての理由を説明することができます。そしてもちろん、これらすべての参照明細を保管する記録システムが実際のオペレーション・プラットフォームです。  

次に 御社の支払回収チームは、請求書が正しいことを前提としていますか? そして、顧客の質問にその場で答え、より迅速な支払を確保できますか? 

多くの場合、支払回収チームは顧客が要求した情報について、オペレーションチームからの返答を待たなければなりません。これは、異なるシステムからは、顧客が必要とするデータにアクセスできないためです。 

問題が起こる可能性はたくさんあります。私が、業務システムと財務システムを統合化したシステムを導入することがそうした問題を回避するのに非常に効果があると考えるのは、そのためです。  
 

ここでのご指摘は、当社の多くの顧客の意見を反映していると思われます。具体的には、請求書のステータスを1つのプラットフォーム上でオペレーションスタッフと経理スタッフの両方が確認できるようにすることが非常に重要です。その理由を説明していただけますか? 

経理チームが、当社の顧客であり、インド最大手のフレイト・フォワーダーの1社であるAtlas Shippingのグループ会長であるSushil Gupta氏と最近話し合いを持ったと存じ上げています。   

この話し合いの中でSushil氏は、 単一の物流オペレーションプラットフォームがエンドツーエンドの請求処理を合理化するのにどのように役立ち、手作業を介すことなく、より正確かつ期限どおりに請求書を送信できるようになったか について、少し詳しく話してくださったとのことです。  

事実、Sushil氏はCargoWiseの会計ソリューションを「当社業務の主力」とさえ呼んでおり、少し身びいきかもしれませんが、当社の提供する機能の奥深さと幅広さがよく表されている言葉だと思います。   

考えてみると、2つのチームが請求書の発行と支払回収をそれぞれ担当するため、異なるシステムを使用している場合、支払回収の管理が難しくなり、売掛金/未収金チームはすべての関連情報をすぐに入手できません。   

例えば、回収担当者が顧客に電話をかけて請求額を回収しようとしている際に、特定の金額が請求された理由について質問されるかもしれません。  

2つのつながりのないシステムに依存している場合、その担当者ができる最善の対応は、「申し訳ありませんがさらにお調べする必要がありますので、後ほどご連絡申し上げます」といった具合になります。単一のシステムであれば、回収担当者がその場で顧客に即対応し、かつ支払を確保できる可能性もはるかに高まります。  

1つのプラットフォームを介した統合型の与信管理機能は、与信リスクのある顧客と仕事をする際にも非常に効果を発揮します。 顧客が与信の問題を抱えている場合、単一のシステムを使用することで、その顧客との仕事を続行して支払を要求するべきかどうかを迅速に判断することができます。  

2つのつながりのないシステムを使用している場合、与信の問題が支払の問題であるのか、または単にその顧客との御社の取引が大幅に多くなったせいなのかを判断することができないため、さらに判断が難しくなります。  

実際、問題があることに気づいたときには、顧客が御社との与信限度額を超えていたり、意思決定が遅かったために別の会社に取引を取られてしまう場合もあります。データにワンタッチでアクセスできる単一システムがこれらの重要なプロセスを加速化します。   

キャッシュフローは物流企業にとって極めて重要ですが、パンデミックの影響でさらに予測不可能になりました。経理チームはどのようにテクノロジーを活用することで、時代遅れの手動プロセスを使わず、キャッシュフローのレポート作成をより適切に管理できるのでしょうか? 

安定したビジネスには、成長を続けるための確実なキャッシュフローが必要です。そのため、事業開発のあらゆる段階を注意深く監視する必要があります。これには、短期的なキャッシュフロー分析の一環として運転資本や流動性管理に焦点を当てることが含まれる場合もあれば、将来の成長計画を立てるために長期的な分析を検討している場合もあります。 

例えば、過去の業務ジョブの量に関する集積データや、請求および支払データに基づいて正確な長期予測を行うことにより、次にどこに投資すべきか、ビジネスのどの部分を成長させることができるか、あるいはさらに何に注意が必要かを明確にすることができます。   

外部のサードパーティ製会計システムを使用している場合、こうした要求に応じたレポート作成が困難になるだけでなく、手作業でのその場対策により、非効率な作業やレポートにエラーが発生する可能性も高くなります。 

CargoWiseのようなテクノロジーを使用すると、 御社の業務と会計要件を満たすように キャッシュフローと関連するレポートを柔軟に構成することができます。  

CargoWiseの包括的なデータとレポート機能を例に挙げてみましょう。過去の業務データや請求書に関するデータ、収益データなど、将来の収益の予測に役立つだけでなく、間接費や支払までにかかる時間などの情報を含む、将来の純収益および純キャッシュフローを予測できる原価データも提供します。  

2つの異なるシステムを使用している場合、アナリストは、将来のキャッシュフロー予測についての質問に答えるために、少なくとも2つの異なるデータセットを合わせて分析する必要があります。それに対して、CargoWise内にはそれらすべてのデータがあるため、分析プロセスが加速化するだけでなく、不正確なデータのリスクが軽減します。  


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