世界有数の航空貨物キャリア、カタール航空カーゴ社と、物流業界にソフトウェア・ソリューションを提供する大手プロバイダーWiseTech Globalは本日、両社オペレーティングシステムの直接接続を介したeブッキングソリューションの開始を発表した。今回の直接接続で、フライトスケジュールおよび昨年導入された業務データ交換がさらに強化される。
WiseTechの主力製品であるCargoWiseプラットフォームとカタール航空カーゴ社の管理システムであるCROAMIS間のeブッキングの接続により、フレイト・フォワーダーはCargoWiseのプラットフォームを使用したまま、リアルタイムでフライトを選択し、カタール航空カーゴとの予約を確認することができる。同様に、同ソリューションを使用した既存の予約の変更も可能だ。
カタール航空カーゴ社の貨物部門最高責任者であるGuillaume Halleux氏は次のようにコメントしている。「当社はWiseTech Globalとの継続的な提携に関し、両社共通の顧客に充実した顧客体験を提供して、可視性および効率の強化と価値向上をもたらすことに重点を置いている。昨年のCargowiseとの業務データ交換で良い成果が得られたことから、今回の提携は次の段階として当然のことだった。当社のデジタル化戦略は引き続き、堅牢なシステムへの移行、自動見積り、リアルタイムの統合、およびレポート作成の向上を中心としている。これらは、デジタルソリューションに急速に移行している業界にとって極めて重要となっているためだ」。
WiseTech GlobalのAirline Connectivity(航空会社接続担当)部長であるScott McCorquodale氏は次のように述べている。「カタール航空カーゴ社はデジタルプロセスの向上を大変重視しており、またお客さまにシームレスで価値ある体験を提供するという共通の目的を持っていたため、提携関係が発展するのは当然のことだった。今日では、電話やEメールなどの通信手段に依存する従来の航空貨物の予約プロセスは明らかに非効率であるため、多くのフレイト・フォワーダーは電子的な方法に移行する必要があり、さもなければ時代に取り残されるリスクがあることは否定できないであろう」。
「航空貨物業界は従来手作業が多く、それが非効率性の大きな一因となっていた。この状況は過去数年でまったく変わり、今では多くの航空会社がデジタルトランスフォーメーション・プロジェクトを確固として優先するようになった。CargoWiseのユーザーが新たに導入されたeブッキングを利用できるようになったことで、フォワーダーは航空会社のスタッフからの入力なしで、予約を確認することができる。そのため、予約プロセスが劇的にスピードアップし、フォワーダーは顧客に付加価値のあるサービスを提供することに重点的に取り組むことができるようになる」。
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